Last Updated on 2020年7月28日 by Fujikunn04
皆さんは、「あれ?最近ひざが痛いのが治らない…」なんていう経験はありませんか?
それ、”変形性膝関節症”かもしれません。
今回は、そんな膝の痛みについての内容となっております。
変形性膝関節症とは
長い年月をかけ、徐々に膝の組織にダメージが蓄積し、次第に骨が変形し、症状が重くなっていきます。しかし、早期に適切な対応を行えば症状の進行を遅らせることができます。
初期
徐々に骨が変形していき、大腿骨と脛骨の隙間が狭くなっていきます。軟骨同士がぶつかり合い、痛みが生じます。初期の段階では湿布や運動をおこなうと効果があります。主な症状(初期)
・朝起きた時や動き始めにひざが「こわばる」
・立ち上がった時や階段を下りる時に痛む
・正座する時に痛む
筋力トレーニング紹介
とっておきのを運動4つご紹介します。
各エクササイズとも、比較的負荷は低いですが、痛みのない範囲でお願いします。
1.お尻上げ
膝を立てた状態から上の写真のようにお尻を上に持ち上げます。
※腰のそりすぎに注意!
2.タオルつぶし(膝伸ばし)
写真のように膝の下にタオルを丸めて入れて、膝を最大まで伸ばします。
3.かかと上げ
かかとを上げる(つま先立ち)運動です。写真のようにまっすぐかかとを上げるのがポイント。
4.スクワット
スクワット。有名ですね。ですがしっかりとしたやり方で行わないと、悪化につながる運動でもあるんです。
✔そこで注意点
・膝がつま先より前に出ていないか
・かかとに体重がかかっていないか(つま先が浮かない)
・腰がそりすぎていないか
これらに気をつけて行っていれば大丈夫!ただし、痛みのない範囲で行うことが大切です。
ここでおさらい
・”変形性膝関節症”は初期の対応が大事になる
・朝のこわばりや動き出しの痛み、正座の時の痛みに注意
・上の4つのエクササイズを行うことが大切
進行期
膝の軟骨がすりあったり、剥がれたりすることで痛みが増強していきます。この際も運動療法や、痛み止めの内服、関節内注射などを行うことが多いです。 主な症状
・膝の腫れが強くなってくる
・水がたまる
・膝が曲がりにくくなる
・O脚が進行してくる
末期
非常に痛みが強く、歩行が困難になることが特徴です。軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかります。関節が固くなり、ひざが非常に曲がりにくくなります。 主な症状
・非常に強い痛み
・歩行困難
・膝が曲がりにくくなる
・さらにO脚が進行する
まとめ
”変形性膝関節症”とは、退行性変化であり年を重ねるごとに膝に負担がかかり、軟骨がすり減っていく疾患です。
この進行を遅らせるためには初期の対応が非常に大切であり、重要であります。また、体重が増えることもリスクの一つです。膝、お尻の筋力をつけ、自分の体重をしっかり支えられる足を作りましょう。
この記事を読んで、皆さんの膝の痛みが少しでも緩和されたら嬉しいです。
おわりに
2週間以上続く膝の痛みがある場合は、近くの整形外科を受診しましょう。原因がわかったうえで、このエクササイズを行うとより効果を実感できると思います。
読んでいただきありがとうございます。